看護師として働くデメリット

看護師として働くデメリットnurse

こんにちは~
看護師として15年が経ちました
いくみんです。

現在いろいろな仕事が
さまざまある中で
看護師は
2021年高校生がなりたい職業ランキング4位
となっています。

全体n=600
1位エンジニア・プログラマー(機械・技術・IT系)6.7%
2位公務員6.0%
3位会社員4.5%
4位学校の教師・先生2.7%
4位看護師2.7%
6位医師(歯科医師含む)2.3%
6位薬剤師2.3%
8位保育士・幼稚園教諭2.0%
8位福祉の仕事2.0%
8位運転士2.0%
8位ファッション関係2.0%
12位芸能人1.8%
13位国際協力関係1.7%
14位研究者1.5%
14位弁護士・裁判官1.5%
14位音楽家1.5%
14位美容師1.5%
18位漫画家・イラストレーター1.2%
18位YouTuberなどのネット配信者1.2%
20位デザイン関係1.0%
20位起業家1.0%
わからない28.2%
出典:学研総合教育研究所(Gakken)

看護師の私としてはとても嬉しいことですが
15年間看護師という仕事をしてみて
思うことはたくさんあります。

働くことでメリットもありますが
その反面デメリットもあります。

今回その中でも
働くことのデメリットというものを
私の一個人の意見と考えになりますが
いくつかまとめてみました。

特に、将来の自分の職業を考えた時
看護師という仕事が
選択肢にある人たちや
看護師の仕事に興味がある人たちに
伝えたい、そして知って欲しい
という思いで記事を書きました。

どうぞ読んでみてください。

看護師として働くメリットも知りたい
という人はこちらも参考にしてください。

夜勤がある

満月

看護師の仕事のイメージとして
よくあるのが夜勤だと思います。

文字の通り
22時くらいから翌朝の8時くらいまでの
夜間の勤務になります。

総合病院や
手術を行っているクリニック
患者さんが常に滞在している医療機関
では夜勤が発生します。

患者さんは就寝中なため
日勤と違ってやることはあまりないのでは
と思われがちですが
その分出勤しているスタッフも少ないため
仕事の量的には変わらないか
それ以上になるときもあります。

少ないスタッフで
業務をこなさなければならないことや
患者さんに何かあれば
ドクターに報告し
指示を受けなければならないときもあるため
適切な判断力や経験が必要になります。

それぞれの診療科や
患者さんの数にもよりますが
看護師の仕事の中で
夜勤は一つの試練
と捉えてもよいかと思います。

土日祝日の休みがない

総合病院やクリニック
介護施設や有料老人ホームなど
看護師が働く職場は
土日祝日の休みが少ない傾向にあります。

唯一クリニックは
日曜日と祝日が休みのところが多いですが
土曜日は必ず診療しています。

私が若い頃は
周りの友達は週末休みなのに自分は仕事があり
その友達と週末なかなか遊びに行けなくて
残念な思いをしました。

それと家族ができてからも
主人や子どもたちは週末休みなので
自分だけ仕事に行くというのは
気まずい思いでした。

考え方や生活スタイルにもよりますが
土日祝日休みたいという人にとっては
看護師は働く場所が
かなり狭まってしまうことになるでしょう。

体力が必要

筋トレをしている女性

看護師の仕事は
ほとんどが立ち仕事で
病院や施設内をたくさん歩き回ります。

以前
私が変則2交代の公立病院で働いていた時
1回の夜勤で
どのくらい歩くのかを調べたくて
万歩計を着けた看護師さんがいましたが
夜の21時から朝の8時30分までの勤務で
約1万歩歩いてる
ことが分かりました。

どうりで
夜勤が終わって帰るときには
足がパンパンになっていて
歩くのもヘトヘト
になって歩いていた時もありました。

それと
患者さんを支えたり
移動させたりの動作も多いため
体を動かすことが多い仕事です。

全ての仕事は
誰もが体力的に楽な仕事が良い
と考えると思いますが
看護師に関してはそうはいかないことが多いです。

頭を使うことも多いですが
体を使うことも多い仕事です。

体力に自信がある人は
問題ないと思いますが
もともと体に問題がある人や
加齢による問題のある人は
解決にならない場合があります。

つまり
体力に問題がある人は
仕事の内容や生活とのバランスを
考えながら
働く場所を選ばなければならない
というデメリットが生じることとなるでしょう。

必要とされるコミュニケーション能力

看護師として
人とのコミュニケーションを
良好に行える能力
というのは大変重要なポイントです。

職場のスタッフ

楽しそうに話をする男女

特に
職場のスタッフ同士の
コミュニケーション
必ず必要とされます。

まず
どんな職場でも
よく使われるのが
「報告」「連絡」「相談」(ホウ・レン・ソウ)
といわれるものです。

仕事をしていて
何か問題や
特別イレギュラーなことが発生したときは
必ず上記のホウ・レン・ソウ
確実に行いましょうというもので
看護師は学生や新人の時必ず教わります。

医療の現場では
特にこのホウ・レン・ソウを
徹底して行っています。

なぜなら...

これを怠ってしまえば
その仕事に携わった
周りの人たち全員に
迷惑をかけてしまう事態
になりかねません。

さまざまな歯車が
かみ合っていますので
ひとつの歯車が特別な変化を起こすことで
全てが正常に作動しなくなる
のと同じ状態となってしまいます。

医療の現場で
最終到達点には必ず患者さんがいます。

患者さんに不利益が生じるのは許されません。

看護師にとって
職場でのコミュニケーション能力は
必要不可欠
避けて通れないポイント
となります。

患者さん

楽しそうな看護師と患者

次に
患者さんとのコミュニケーション
も必ず必要となります。

患者さんの観察や経過をみる
という看護師特有の仕事の中に
その患者さんの
症状を知る
という目的に対し
話を聞くという仕事があります。

皆さんも
患者さんとして病院に行ったとき
看護師さんに
症状について聞かれたこと
ありますよね?

そのことです。

患者さんに症状を聞くのは
看護師の基本中の基本の仕事です。

そのため
良好なコミュニケーションを取って
患者さんの症状を
正しく把握することが
とても大事になります。

これらのことから
看護師にとって
コミュニケーション能力は
最低必要な技術
となりますので
人とコミュニケーションをとることが
苦手な人は
デメリットのうちの一つとなるでしょう。

責任が重い

日没に山頂で重いリュックを背負っている女性

どんな仕事にも責任は生じる
と思いますが
特に医療に携わる仕事は
その最先端に患者さんがいますので
一つひとつの業務を
責任持って行わなければなりません。

ただ業務をこなす
わけにはいきません。

全ての医療行為は
医学的根拠に基づいて
行われていますので
それらを考え
理解しながら
行わなければなりません。

医療行為そのものを
安易に考えているようでは
看護師の仕事を
全うするのは難しいといえます。

直接患者さんに
手を加えるわけではない
からと言って
軽い気持ちで
業務を行っていると
思いがけない事態に
発展する可能性もあります。

ですので
看護師の仕事は
どんな小さなことでも
一つひとつ責任を持って
業務を行わなければなりません。

そして
看護師は
全ての医療行為に対して
必ず責任を持って行う義務がある
ということを忘れてはならないのです。

日々勉強

医療は
最新が求められ
考え方や方法は
常にアップデートされているため
その都度情報を確認し
自分の仕事に反映していかなければなりません。

医療行為には必ず学習が必要になります。

新しい医療の研究や発見
新しい薬などが
公開されるたびに
それに合ったやり方を考え
実践していくために
多くの医療機関では
勉強会や研修を定期的に行っています

勉強会や研修は
ほとんど任意での参加となっていますが
必ず全員が参加しています。

そうじゃないと仕事にならない
場合もあるため
仕事を覚えるためには
参加せざるを得ないという感じです。

私だけではないと思いますが
看護師免許の国家試験合格を目指し
1日10時間くらい勉強していた時期
がありました。

その時に
「早く合格して試験勉強から解放されたい」
「もうしばらくは勉強なんてしたくない」
なんて思いながら
必死で勉強していましたが
看護師になり就職し
新人ナースとして働き始めた時は
それ以上の勉強が必要になり
大変だったことを思い出します。

免許を取得して
今まで勉強してきたことを
やっと生かせるときが来た
と思ったのに
毎日毎日覚えることだらけで
更に勉強や調べることが増え
想像していたこととかけ離れていたので
考えが甘かったなあとその時感じました。

でも今では
患者さんの処置一つとっても
やり方や使う道具や薬が変わるのは
決まっておこるイベント
のようなものになっています。

私は
そのたびに情報収集し
学習し直して
最新の方法に合わせて
医療行為を行っていくことに関しては
もう慣れたのもあり、抵抗はありません。

しかし
勉強が苦手だったり
覚える力が弱い人や弱くなってきた人
にとっては苦痛でしかありませんので
自分にはそれが向いているかどうかを
考えるべきだと思います。

おしゃれができない

化粧品と女性

看護師は
身だしなみを整える事は
とても大事なことです。

それぞれの病院によって
ルールがあるところ
もあれば
ないところもあります。

規定として
ハッキリと定めていない医療機関
の方が多いかと思います。

それは
きっと学生の時にも
厳しく教わりましたし
ルールとして定める程のことではなくて
前提として当たり前のことだからだと思います。

学生の時のルールとして

つめは短く切り、ネイルはしない

髪が長い人は
耳から下の位置におだんごにまとめる。

髪が肩につく長さになった時は
髪を結ぶようにする。

髪の色は明るくなり過ぎないようにする

化粧は派手にならない程度にする

そして
具体的な髪の色や化粧の基準は
全て高齢者目線に合わせて考える
よう教えこまれます。

10年間看護師をしていますが
長い髪をおろしている看護師や
爪が長い看護師は
出会ったことがないです。

中には
おしゃれするのが大好きで
連休中だけ髪の色を明るくしたり
ネイルをしていた看護師もいました。

一時的に髪の色を変えるだけでも
時間や手間、お金がかかるので
大変だろうなあと思っていました。

特に
若い看護師は
おしゃれしたい年頃ですので
我慢が必要になるかと思います。

まとめ

ここまで7つのデメリットをまとめてみました。

  • 夜勤がある
  • 土日祝日の休みがない
  • 体力が必要
  • コミュニケーション能力が必要
  • 責任が重い
  • 日々勉強
  • おしゃれができない

今から看護師を目指している人や
看護師の仕事に興味がある人は
どう思いましたか?

あくまでも
デメリットの判断基準は私ですので
参考程度に考えてみてください。

将来の仕事を選択するうえで
メリットとデメリットを知るのは
とても大切なことです。

それらを理解し
看護師になる人が
たくさん増えればいいなあと思っています。

いくみん
いくみん

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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